みなさんは
甘皮ケア(キューティクルケア)を何のためにされますか?
SNSでよくこんな写真をみかけます。
これを見て何を思いますか?
甘皮の大切さを知らず、見た目だけにこだわる方は
『すっきり〜!』『綺麗!』『すごい!』
って思うのかな?
甘皮の大切さを知っている方は
『えっ!怖っ!』『かわいそう』『きゃ〜(悲鳴)』
って思うでしょう。
どうしてもbefore、afterの写真を見ると
見た目(映え)やafterの写真に意識がいきがちなのですが、
よく考えてみてほしいのです。
「どうしてbeforeがそんな状態なのか?」
その答えはafterと施術過程にあります。
まずafterのキューティクル。
ぎりぎりまでカットされ、断面が上を向いてます。
この場合そのケア直後〜3日間ぐらいはすっきり見えるでしょう。
でもキューティクルやルースキューティクルは必ず伸びてきます。
そのときどんな風に伸びるのか?
想像できますでしょうか?
そしてケア方法。
beforeを見れば特徴的なので一目瞭然ですが
これはマシーンケアの結果です。
マシーンケアをするときも必ず◯◯◯を使用して行えばこうはならないのですが、、
◯◯◯を使用していないと簡単にこうなります。
マシーンケアってキューティクルニッパーでのケアが苦手な方が
簡単に綺麗に早く角質を取ることができるし
時短のために取り入れてるサロン様も多いのではないのでしょうか?
でもそれって
お客様のキューティクルやお爪のためなのでしょうか?
ニッパーでのキューティクルケアの技術の腕をあげることが
私たちの努めのように想います。
決してマシーンケアが100%ダメなわけではありません。
でもマシーンケアをするなら
キューティクル、サイドウォール、爪の性質を理解して使用しないと危険ですね。
性質を理解してたら必ず◯◯◯も一緒に使用してマシーンケアを行うはずです。
またキューティクルの押し上げの角度も処理もこの形にはなりません。
beforeの写真は決してお客様が保湿を怠ったのではありません。
塗っても少しすればすぐに乾燥してしまうでしょう。
だってこの施術方法では、白くカサカサにしかならないから。
お客様が一時的なすっきり感で満足されるならこのafterでも良いでしょう。
他にはコンテストのときとかですね。
でも、白くカサカサになるのが気になってたり、
爪を強く健康に育てたいなら
自爪でもジェルネイルをされるときでもこのafterではNGですね!
最悪爪周りが黒ずんできちゃいますし、、。
私たちは必ずケアをする場所(ここではキューティクルや爪周り)の性質や
使用する道具の性質を理解した上で施術を行うべきではないでしょうか?
そしてお客様の要望にお応えできる施術方法を選択したいですね☆
因みに爪ケアリスがケアを行うと
4週間後のご来店時の爪周りはこんな状態です。
ん?どこに変化が?って感じですが
爪先の伸び方にご注目を。
爪先が開いていた形がまっすぐに伸びてきています。
4週間後でもキューティクルは白くカピカピになっていませんし、
過剰にルースキューティクルが伸びることもありません。
ちょっとストレスポイント付近の皮膚が硬くなってのご来店。
そう!ちゃんとケアをすれば、次のご来店時に
キューティクルやルースキューティクル、お爪が
前回の来店時よりもほんのり良い方向に変化します。
だからお客様はお金と時間を割いてサロンに足を運んでくださる気がします。
ケアをすればするほど綺麗で健康な爪・爪周りを育て、維持しやすくなります。
お客様のストレスも最小限に♪
これから冬に向けて爪周りが乾燥する方が増えてきます。
でもそれ本当に冬のせいですか?
オイルを塗り忘れたからですか?
それとも、、、施術方法が引き起こしてますか?
私たちネイリストはお客様にオイルを使って保湿をお願いしますが
お願いするだけでなく、
たまには私たちの施術も見直すと良いかもしれませんね。
もう一度心の中で問いかけてみてください。
あなたはどんなbefore、afterが好きですか?
見た目が一時的にすっきりなほう?
それとも爪の形や強度が変わり健康なお爪が育つほう?
爪ケアリストは後者の想いでお客様のお爪と向き合っています。