お爪と栄養の関係ってみなさんはどんな風だと思いますか?
ネイリストさんはよく耳にする言葉ですが
爪は「健康のバロメーター」とも言われます。
それはなぜか?
爪は身体の中で唯一毛細血管の状態をみることができる場所であり
爪の色や形状で身体の健康状態をみることができるからです。
酸欠、脱水、内臓疾患などいろいろ見えちゃいます。
そして今回のお題の「栄養」はというと
爪に栄養が運ばれるのは一番最後です。
栄養というのは身体が生きていく上でなくてはならないもの。
脳に栄養が届かなくなれば脳死です。
そんな風に生きていく上で身体に必要なところから栄養は運ばれます。
例えば爪が10本なくなったとしても人は死にません。
故に、体にとっては栄養を運ぶ優先順位が一番低い器官が爪なんです。
そんなお爪に栄養が足りていなければ
二枚爪、爪甲白班、爪の横溝、反り爪、薄い爪、割れやすい、ささくれetc…
様々な形でお爪にトラブルが出ます。
でも栄養をたくさん取り過ぎても
残念ながら同じようにトラブルが起きます。
年末年始など暴飲暴食の時期はとてもわかりやすいです。
シンプルに栄養素だけを見て考えれば
爪まで栄養が十二分に届いていたら爪も身体も健康。
爪にトラブルがあれば栄養が足りていないという風になります。
今は戦争中でもなければ、戦後でもなく食料が溢れた時代。
普通に考えたら何日も絶食のようなダイエットをしない限り
飢餓にもならないし栄養不足は現代では起こりにくい。
ではなぜ爪に栄養が足りずトラブルが起きているのか?
そこには血糖値やホルモンバランス、自律神経などが深く関わってきます。
爪と栄養の関係はシンプルと言い難いのです。
栄養の勉強をしているとよくこんな質問を受けます。
私の爪は何の栄養素が足りないんですか?
爪を強くするために何を食べたらいいですか?と。
もちろん偏食な方や食事の代わりにお菓子ばかり食べていたら
爪に必要な栄養素は摂れてません。
ですが大抵の方は3食食べてますし、そんなに偏った悪い食事でもありません。
なんなら3食プラス間食だったりします。
美味しいものが溢れてますもんね。
ついつい食べ過ぎたりしちゃいますよね。
そう、足りてないのではありません!
折角食べた栄養を無駄使いしているか、
食べ過ぎで栄養が爪に届きにくくなっているのです。
血糖値やホルモン、自律神経も結果食べたもので動くんですけど
そのバランスの取り方が現代人は下手なんですね。
例えばストレスでお爪に栄養が届きにくく爪が割れやすいのであれば
お爪に必要な栄養素をとっても無駄です。
ストレスに対応するホルモンの栄養素をいっぱい取ったり
脳内で幸せホルモン(セロトニン)を作る栄養素が必要です。
あとはリラックスしたりかな。
だけど、そんなときお酒を飲んだり、タバコをすったり、過食に走ったり、、
真逆の行動を取っちゃうんですよね。
それが人間ですから。
そんな行動に走るのも日頃の食事の栄養による蓄えによるんですが
話がそれそうなので今日は割愛しますね。
それから余談ですがセロトニンと聞くと
「腸活頑張ってます!」
って言う方がいらっしゃるのですが、
脳で作られるセロトニンと腸で作られるセロトニンは働きかける場所が別です。
それにストレスが溜まってるときの腸活はあまり意味がありません。
まずはストレスを溜めないように発散することや
ストレスに対応できる状態にすることが腸にも爪にも大切になります。
現代人の爪は爪をつくる栄養が足りてないのではありません。
足りてないのではなく届いていないのです。
爪に栄養を運ぶための栄養と身体の環境作りができていないのです。
爪に栄養を運んでくれる血液をしっかり作りましょう!
できれば質が良い血液を。
そしてその血液が爪までしっかり流れる環境を作りましょう!
そのためには食事のバランスや睡眠、軽い運動などが必要です。
爪に必要な栄養だけを摂るのではなく
身体に必要な栄養バランスを取ることが爪を健康に導きます☆
あなたの爪に栄養が届いていない原因は何ですか?